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化学物質から手を守るchemical hand protection
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化学防護手袋の
着用義務について -
化学防護手袋の
選び方
化学防護手袋の着用義務について
重要 2024年4月より 化学防護手袋の着用が義務化されています※
※皮膚等障害化学物質等を製造、取り扱う業務に労働者を従事させるときは、不浸透性の保護具を使用させなければならない(労働安全衛生規則594条の2)
【化学防護手袋の条件】化学物質の「透過」および「浸透」を防ぐことができる手袋とされています。
(厚生労働省の通達より:平成29年基発0112第6号「化学防護手袋の選択、使用等について」)
労働安全衛生規則の改正
厚生労働省は、化学物質による労働災害を防止するため、労働安全衛生規則等の一部を改正しました。
- 公布日
- 令和4年5月31日
- 施行日
- 公布日(一部令和5年4月1日又は令和6年4月1日施行)
改正のポイント
-
有害な化学物質
-
事業者が
リスクアセスメント -
ばく露防止措置
(保護具の着用など)
化学物質による休業4日以上の労働災害(がん等の遅発性疾病を除く)の原因となった化学物質の多くが、特別規則(特化則、有機則等)の規制対象外でした。
今回の改正は、これまで規制の対象外であった有害な化学物質を主な対象として、事業者がリスクアセスメントの結果に基づき、ばく露防止のための措置を適切に実施する制度を導入するものです。
この中で、皮膚等障害化学物質等に該当する化学物質を製造、取り扱う業務に労働者を従事させるときは、不浸透性の保護具を着用させることが義務化されました。
化学物質が手に触れるリスクがある場合には、不浸透性の保護手袋、つまり化学防護手袋を着用させる必要があります。
皮膚等障害化学物質とは?
労働安全衛生規則第594条の2第1項では、「皮膚若しくは眼に障害を与えるおそれ又は皮膚から吸収され、若しくは皮膚に侵入して、健康障害を生ずるおそれがあることが明らかな化学物質」を皮膚等障害化学物質と定義しています。
皮膚刺激性有害物質
皮膚や目に対して、腐食・刺激・アレルギー反応などの有害作用を示す化学物質です。
特徴
-
①皮膚腐食性・刺激性
腐食性:4時間以内に不可逆的な組織損傷(壊死)を引き起こす。
刺激性:赤みや腫れなど、可逆的な炎症を引き起こす。
いずれも皮膚に深刻なダメージを与えるおそれがあります。 -
②皮膚感作性
初回接触では無症状でも、免疫が働き、再接触時にアレルギー性皮膚炎(湿疹・かゆみ等)を引き起こすことがあります。一度感作が成立すると、微量接触でも症状が再発する可能性があります。
対象物質
上記①②について、
取り扱う化学物質のSDS(第2項:危険有害性の要約)
あるいは
国が公表するGHS分類の結果
が【区分1】に分類される物質
皮膚吸収性有害物質
皮膚に付着した化学物質が皮膚から体内へ吸収され、健康障害を引き起こすおそれがある化学物質です。
特徴
-
▪皮膚刺激性がほとんどなく、
触れても痛みを
感じにくい物質もある -
▪吸収されることで、
がん(膀胱がん等)や
臓器障害、神経障害などを
引きおこすおそれがある
対象物質
厚生労働省がHPで公表するリスト
【皮膚等障害化学物質の一覧】に記載された物質
(リストは随時更新されます)
化学物質による労働災害防止のための新たな規制について|厚生労働省
特定化学物質障害予防規則(特化則)などの特別規則で、不浸透性の保護具の着用が義務付けられている物質は、従来通り着用の義務があります。 手袋は「着ければ安全」ではありません。化学物質に適した手袋を正しく選び、正しく使用することが重要です。
化学防護手袋とは?
化学防護手袋は、有害な化学物質が手や腕等の皮膚に直接ばく露することによる皮膚障害や、経皮吸収による健康障害から、作業者を保護するために使用する手袋です。厚生労働省の通達(平成29年基発0112第6号「化学防護手袋の選択、使用等について」)では、化学物質の「透過」および「浸透」を防ぐことができる手袋と記載されており、化学防護手袋の性能等については、JIS規格(JIS T 8116「化学防護手袋」)で規定されています。
化学防護手袋にはさまざまな種類(素材)の手袋があります。
使用されている素材・材料によって、防護性能、作業性、機械的強度等が変わるため、取り扱う化学物質の有害性を考慮して、作業に適した適切な素材の手袋を選択する必要があります。
化学防護手袋の選び方
化学物質に適した手袋を、正しく選ぶための3つのステップ
-
1step
SDSを確認する
取り扱う化学物質のSDS(安全データシート)の「第3項:組成、成分情報」を確認します。
SDS 第3項:組成、成分情報の例
(1)単一化学物質の場合
成分名 CAS NO. 含有率
(%)シクロヘキサン 110-82-7 100 (2)混合物の場合
成分名 CAS NO. 含有率
(%)シクロヘキサン 110-82-7 70 メチルエチルケトン 78-93-3 20 イソプロピルアルコール 67-63-0 10
point混合物の場合は、含まれるすべての成分を確認しましょう
-
2step
-
3step
手袋を選ぶ
表示された手袋の中から、使用時間をカバーする透過データ(時間)を示すものを選びます。
例作業時間が120分の場合
120分以上のデータ(分)を示す手袋を選びます。
混合物の場合は、各成分に対する透過データ(時間)のうち、最も短いものをその混合物に対する透過データ(時間)とみなします。
ダイローブ640の透過データ シクロヘキサン 20分 メチルエチルケトン <240分 イソプロピルアルコール >480分 最も短い値 20分 ダイローブ640はこの混合物に対して20分透過を防ぐことができる、と考えることができます。
ダイローブT1-Nの透過データ シクロヘキサン >480分 メチルエチルケトン >480分 イソプロピルアルコール >480分 最も短い値 >480分 ダイローブT1-Nはこの混合物に対して480分透過を防ぐことができる、と考えることができます。
よって、すべての成分に対して使用時間(例:120分)をカバーする透過データ(時間)を示すダイローブT1-Nが選択肢となります。
point
-
作業時間が120分なら「120分以上(>120分)」のデータを選ぶ
-
混合物は「最も短い時間」を基準に考える
-
すべての成分で使用時間をカバーしている手袋を選ぶ
-
選択したい製品名をクリックすると製品ページが開き、製品詳細をご確認いただけます。
ダイヤゴムではJIS T 8116(化学防護手袋)に基づいた透過試験を自社ラボ内で実施しており、様々な化学物質に対する豊富なデータがあります。ダイヤゴムの耐透過性試験結果は耐透過性検索アプリ「ホゴスル®」で公開しています。化学物質による皮膚障害や健康障害のリスクから大切な従業員を守るため、データに基づいた適切な手袋を選びましょう。
厚生労働省が公開している「耐透過性能一覧表」をもとに手袋を選んでもいいですか?
実際の手袋製品のデータを確認しましょう。
「耐透過性能一覧表※」は、候補となる手袋の材質の絞り込み(スクリーニング)のために使用するものとされています。この一覧表は、一部の代表的な製品のデータを参照して作成されていますが、その製品が何かというのは具体的には書かれていません。同種の材質の手袋であっても、メーカー、製品によって性能は異なります。例えば同じニトリルゴムという材質の手袋であっても、製品の厚みが厚いものが薄いものよりも耐透過性能が劣るということもあります。そのため、一覧表を使って材質を絞り込んだ後、その材質が用いられている実際の手袋製品のデータを確認する必要があるのです。せっかく選んだ手袋が実は透過を防ぐことができていなかったということにならないよう、しっかりとデータを確認しましょう。
※耐透過性能一覧表:化学物質による労働災害防止のための新たな規制について|厚生労働省マニュアル『皮膚障害等防止用保護具の選定マニュアル』「参考資料2:耐透過性能一覧表(第3版 / 2026年3月)」をもとにPDF作成。
※最新版は厚生労働省 ポータルページよりご確認ください。
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